こんにちは。
今回は、基礎工事~内装工事完了までの、進捗の異なる5邸について、なかなか見られない珍しい写真を中心にご紹介いたします。
どうぞ、お付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
それでは、早速S様邸から参りましょう。
基礎工事の初めの工程である、根切り(掘削)工事を行い、砂利敷きを行います。
その砂利上の全面に防湿フィルムを施工し、外側に防湿シートおさえのための捨てコンクリートが施工されます。
こちらは、その施工が完了した写真になります。
防湿シートの上に、これから鉄筋が組まれ、コンクリートを打設することで、基礎本体の耐圧盤が施工されます。
今後、捨てコンクリートの部分に、耐圧盤コンクリートを流し込むための型枠が施工されます。
次の写真は、給排水用の「さや管」の設置状況です。
前の写真の次の工程で鉄筋が組みあがった後、耐圧盤コンクリートの中を給排水管などが通せるように、
コンクリートを打設する前に、予め「さや管」と呼ばれる管を設置します。
さや管は図面をしっかり確認し、間違えのない位置に設置されます。
この施工方法をとることで、お家の完成後において、管の入れ替えなどをスムーズに行うことが可能となります。
続いて、H様邸に参ります。
こちらは、べた基礎の打設が完了し、土台や大引き(おおびき)と呼ばれる床組が完了した写真です。
この床組みの木材の間のマスにスタイロエースという断熱材を設置します。
木材には、金具がたくさん設置されているのが見て取れると思います。この金具は注意深くごらんいただくと、
L型の形状になっており、この上にスタイロエースを引っ掛けるように設置されていきます。
スタイロエースとマスの大きさは、同サイズになっていますので、隙間なくぎゅうぎゅう詰めで施工されます。
こちらが、床下の断熱材が隙間なく施工された状況です。
当社の床下断熱材は、一般的に使われる床下断熱材よりも厚い100㎜の断熱材を使用しており、
1階の無垢床が温かく感じる立役者となっています。
続いて、柱と基礎を緊結するホールダウン金物の写真です。
アンカーボルトの左に、土台に穴が空いていますが、こちらは「ほぞ」と呼ばれ、柱がこちらにはめ込まれます。
ホールダウン金物と土台の隙間についても、丁寧にコーキングを施して、気密性を確保しております。
Y様邸に参りましょう。
こちらは2階の天井裏(屋根直下)の断熱材の敷き込み状況写真です。
屋根からの熱気や冷気を、居住空間に伝えないようにするため、天井裏に高性能グラスウール(16K)厚さ10.5cmを二重に敷き詰めています。
これにより、夏涼しく、冬暖かい室内環境が実現します。
こちらは、壁に厚さ10.5cmの断熱材(高性能グラスウール)を隙間なく充填した写真です。
断熱材は、気密シート(橙色の文字が書かれたシート)の内側に充填されており、
さらに、室内の気密を確保するために、断熱材同士を黒い気密テープにより、目張りしております。
これをすべての壁の断熱材に施すことで、家全体が、高気密空間となります。
続いて、A様邸です。
こちらでは、大工さんの木工事が完了し、内装のクロス貼りの工程を迎えています。
クロスを貼る前には、丁寧に壁の下地を作っていきます。
壁(石こうボード)には、ビスが打たれているので、そのビス穴をそのままにしてクロスを施工すると、
クロスにビス穴の跡が見えてしまいます。そこで、ビス穴をパテ処理することで、平滑にならしていきます。
さらにボードの継ぎ目が、クロスを貼った際にわからないように、注意深く丁寧に施工されていきます。
このパテ処理は、十分に乾燥させてから、クロス施工をすることが肝心となります。
写真でわかりますように、パテが白色に変色しましたので、これが乾燥の目安となります。
これにより、いよいよクロスを貼ることができます。
最後に、K様邸に参ります。
内装工事完了の写真です。クロスが貼られると、一気に工事現場の雰囲気から新築の様相へと変化致します。
白のクロスに、床の色合いとキッチンの木目が映える、大変素敵な仕上がりとなりました。
如何でしたでしょうか。
工事の序盤の工程から、内装完了まで、幅広い工程をご覧頂きました。
当社は、目に見えないところにこそ、注意深く施工するように心がけております。
こちらのブログで、少しでもご安心頂ければ幸いでございます。
次回も、色々なテーマでご覧頂きたいと思いますので、お楽しみいただければと思います。
それでは、今回はこの辺で。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。