こんにちは。
前回に引き続きマンションリノベーション現場と、大屋根の平屋住宅の建て方2棟をご紹介させて頂きます。
マンションリノベは、建具納まりや既存との取り合いなどを慎重に確認し、完成を迎えました。
お洒落なデザイン家具類も順次設置予定であり、シアタールーム付の素敵な空間に生まれ変わりました。
※シアタールームは、奥の幅広の引き違い建具の奥です。
高級感のあるエコカラット壁に、ウエスタンレッドシダーの天井とLEDの間接照明を設置したリビングです。
シアタールームの天井は、15mm厚の無垢羽目板張りに、スピーカーユニットなどのシアター機器を埋め込みます。
カウンターにはアンプやウーファー、プロジェクターなどが設置され、壁をスクリーンと致します。
バルコニーも、人口木のウッドデッキを張り、ミニガーデニングなどが楽しめる空間となりました。
今回は水廻り住宅設備機器（キッチン・UB・洗面台・トイレ）も交換致しましたので、
すっかりディテールまで印象は変わり、「新築デザインマンション」の様相。大変素敵です。
次にご紹介させて頂くのは、平屋大屋根の住宅2棟の建て方状況です。
1棟目は、以前に、擁壁工事をご紹介させて頂きましたF様邸です。
建物と駐車場が敷地の中で計画通りピタリと納まり、大変いい雰囲気です。
建物内部は、雨仕舞のため急ぎ外壁下地パネルを貼りましてサッシを取り付けます。
低重心で広がりのある大屋根の平屋、とても完成が楽しみですね。
次は自然豊かな広々とした田園の中に立つ、棟違い大屋根の平屋住宅です。
こちらは最新の省エネ基準を適用した、ZEH（ゼロエネルギーハウス）住宅となります。
この時期はゲリラ豪雨が怖いので、大工さんが大勢で、屋根の下地合板まで一気に行います。
広いLDKは勾配天井となります。大きな登り梁とLVLの垂木、それを支える床大梁、
太陽の光に当たって輝く軸組の架構は美しいですね。
剛床パネルが貼ってある水平補強部分は、小屋裏空間と一部がロフトとなります。
屋根下地まで完了致しますと、屋根業者さんが防水の下葺きを急ぎ行います。
雨に当たることなく、屋根下葺きと外部ブルーシート雨養生まで無事完了しました。
※もちろん構造用の耐水合板ですので、雨に湿ったぐらいではびくともしませんのでご安心下さい。
木造軸組は温暖湿潤気候の日本で育った工法ですので、雨への対応は特にタフに考えられております。
また、建物全体が通気工法によって常に湿気を外部に排出する構造となっており、万全な構えとなっております。
それでは今月はこの辺で失礼させて頂きます。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。